夢と札

蛇

蛇の挿絵

蛇は、脱皮して生まれ直す生き物として読まれてきた。古い皮を脱ぎ捨てて、ひと回り大きくなって出てくる。夢でも、日本の縁起でも、タロットでも、蛇が出てくるところには「いったん終わって、新しく始まる」という筋が通っている。そこに、日本では金運、西洋では知恵と誘惑の読みが重なる。

蛇の夢

蛇の夢は、夢占いのなかでも吉夢とされることが多い。表しているのは、生命力、再生、お金の巡り、そして強い感情。

読み分けの鍵は、夢の中で自分がどう感じたか。同じ蛇でも、見とれるほど美しかったなら運が開く知らせで、ぞっとしたなら、自分の内側で大きくなっている感情に目を向ける知らせになる。どちらも、何かが脱皮しようとしている合図であることは変わらない。

白い蛇の夢

白い蛇は、蛇の夢のなかでいちばんの吉夢。白い蛇は神の使いとされてきた。山口県岩国市には、アオダイショウの白い個体が代々すみついていて、「岩国のシロヘビ」として国の天然記念物になっている。昔から、白蛇が住む家は栄えると言われてきた。

夢に白い蛇が出たら、守られている時期。願いごとを口に出していい。→ 白

金色の蛇の夢

金運の夢。お金そのものだけでなく、自分の力が正当に報われる流れを表す。金色の蛇が自分に近づいてくる夢なら、受け取る準備をしておく時期。→ 金色、お金

黒い蛇の夢

黒い蛇は、まだ言葉になっていない感情を表す。嫉妬、執着、言えずにいること。怖い夢に見えるが、見えないところにあったものが姿を見せたということで、向き合える形になったとも読める。→ 黒

蛇に噛まれる夢

夢占いでは、噛まれる夢は吉とされる。蛇の力が自分の中に入ってくる、という読み。思いがけない収入や、急に巡ってくる機会の知らせとされる。痛みが強かったなら、その機会は少し無理をしてでも取りに行くもの。

蛇に追いかけられる夢

追いかけてくるのは、後回しにしていること。逃げ切れない夢を繰り返し見るなら、振り返って蛇の顔を見る時期に来ている。立ち止まった夢に変わったら、その件は動き出している。→ 追いかけられる

蛇に巻きつかれる夢

強い縁の夢。恋愛なら、深く結ばれる相手が近くにいる。ただ、苦しいほど締めつけられていたなら、その縁が自分を縛っていないかを見る。巻きつく力は、守る力にも、離さない力にもなる。

蛇が脱皮する夢・抜け殻の夢

蛇の夢のなかで、いちばん意味がはっきりしている夢。古い自分を脱ぐ時期に来ている。抜け殻を拾う夢は、金運の夢でもある(下の「日本の縁起」)。

蛇を殺す夢・死んだ蛇の夢

ひとつの時期が終わる夢。抱えていた問題を乗り越える、あるいは、終わらせていい関係や習慣がある。死んだ蛇を見て悲しかったなら、終わるものへの名残がまだある。

たくさんの蛇の夢

力があふれている状態。やりたいことが一度に押し寄せている。蛇どうしが絡み合っていたなら、人間関係が込み入っている知らせ。

家の中に蛇がいる夢

家に福が入ってくる夢。昔から、家に住みついた蛇は家の守り神とされてきた(下の「現実で蛇に出会ったとき」)。→ 家

蛇が龍になる夢

大きな出世の夢。蛇は海に千年、山に千年住むと龍になる、という言い伝えがある。「海千山千」の元になった話。→ 龍

現実で蛇に出会ったとき

日本の縁起

日本で蛇が金運と結びついているのは、弁財天の使いとされてきたから。弁財天は、財と芸の女神。蛇の体に人の頭をもつ宇賀神と重ねて祀られることも多い。

タロットの蛇

タロットの大アルカナでは、蛇は正面の主役として描かれることは少ないが、要所に出てくる。以下はウェイト版の絵柄。

蛇の夢を見た日にタロットを引いて、この3枚のどれかが出たなら、夢と札が同じことを言っている。

世界の象徴としての蛇

西洋では誘惑と知恵、日本では金運と神の使い。どちらでも、蛇は人がまだ知らない側から何かを持ってくる生き物として描かれてきた。

蛇の挿絵

関連する項目

龍・白・金色・黒・お金・財布・卵・神社・神様・家・追いかけられる

今日の一枚

大アルカナから一枚。

札の裏

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