離婚

離婚の夢は、関係の終わりの予告ではなく、自分の中で何かに区切りをつけ、結び直そうとしている夢として読まれる。夢占いでは、夫や妻と別れる夢の多くは逆夢で、相手を失いたくない気持ちが強いときほど見やすい。結婚していない人が見るなら、仕事や人間関係、古い考え方から離れたい気持ちの表れ。読み分けの鍵は、誰が離婚したか、夢の中で誰が切り出したか、目が覚めたときに残っていた気持ち。
離婚が夢に出てくる意味
夢占いでは、離婚は区切り・自立・結び直しを表す。離婚は、二人で決めていた暮らしの形をほどいて、それぞれが自分の形を取り戻す出来事。夢の離婚も、今の暮らしのどこかで「この形のままでいいのか」と自分が問い直しているときに出てくる。
読み分けの鍵は三つ。
- 誰が離婚したか:自分か、両親か、友達か
- 誰が切り出したか:自分からか、相手からか
- 目が覚めたときの気持ち:泣いていたか、ほっとしていたか、すっきりしないままだったか
離婚の夢は正夢になるのか
夢占いでは、離婚の夢は逆夢として読まれることが多い。別れの夢の後ろには、相手を大事に思う気持ちがある。リアルで、起きてもしばらく胸が重いほど、その人との暮らしが自分にとって大きい。
状況ごとの読み
自分が離婚する夢(既婚者)
今の暮らしの形を見直したい時期の夢。夫婦の仲の話に限らず、家事の分け方、働き方、住まいなど、二人で決めてきた約束ごとのどこかが窮屈になっている。夫と別れる夢の読みは 旦那 にも。
離婚される夢・離婚を言い渡される夢
相手から切り出される夢は、自分が相手にどう見られているかが気になっている夢。役目に追われて、一人の人として見てもらえていない寂しさが、いちばん強い形で出てくる。夢の中で言い返せたなら、自分の気持ちを言葉にする力は育っている。
自分から離婚を切り出す夢
言えずにいることが胸の中にたまっている夢。離婚したい本心というより、何かを変えたい、自分の時間を取り戻したいという気持ちが、切り出す形を借りて出てきた。切り出したあとの相手の顔を思い出す。穏やかだったなら、話せば通じる相手。
離婚して泣く夢・すっきりする夢
泣いた夢は、手放したくないものがはっきりしている夢。泣けた分だけ気持ちが流れて、目覚めは軽くなる。すっきりした夢は、何かの重さから解かれたい気持ち。すっきりしないまま目が覚めたなら、区切りをつけたいことが、まだ途中にある。
離婚届を書く・出す夢
書類に名前を書く夢は、区切りを自分の手で形にする夢。書き終えられたなら、古い約束を終えて、次の約束に移る準備が整っている。書けなかった、出せなかったなら、まだ決めなくていいことを急いでいる。
独身・彼氏と離婚する夢
結婚していないのに離婚する夢は、恋愛のことより、今いる場所から離れたい気持ちの夢。職場、友達の輪、家族の中の役目。彼氏と離婚する夢なら、二人の関係を一段変えたい気持ち。先へ進めたいのか、少し距離を置きたいのかは、夢の中の自分の気持ちで分かる。→ 好きな人
妻・嫁と離婚する夢(男性)
男性が見る夢。家の中で自分の居場所が揺らいでいる、あるいは仕事の責任に押されて、家族に向ける気持ちが後回しになっているときに見やすい。
浮気が原因で離婚する夢
不安が、いちばん怖い筋書きで出てきた夢。夢の中の浮気は相手の行いを告げるものではない。読みは 浮気 に。
離婚して再婚する夢
古い形を終えて、新しい形に結ばれ直す夢で、吉夢とされる。再婚の相手が今の夫や妻だったなら、二人の関係を結び直す時期。→ 結婚
子どもを連れて出る夢・子どもと離れる夢
子どもの手を引いて家を出る夢は、自分が守りたいものがはっきりしている夢。守る力が自分の中に育っている。子どもと離れて暮らす夢は、子どもの成長で、親としての自分の役目が一段変わる時期に見やすい。子どもが手を離れていく寂しさと、自分の時間が戻ってくる気持ちが、両方入っている。
離婚した夢(すでに別れたあとの場面)
夢が始まったときには、もう離婚していた。そういう夢は、区切りそのものより、区切りのあとの自分を先に見ている夢。夢の中の暮らしが明るかったなら、今の自分の中に、一人でも立てる力が満ちている。
離婚の夢ばかり見る
同じ夢が続くなら、区切りをつけたい何かを、一人で抱えている。何から離れたいのかを書き出してみると、夢の中身も変わっていく。
誰が離婚するか
- 両親が離婚する夢:自分の中の二つの考えが分かれている夢(→ 父親)。泣いて目が覚めたなら、家族の形が変わることへの寂しさ。本当に両親が離婚している人が見るなら、あの頃の自分の気持ちが、今になって言葉を探している
- 友達・兄弟が離婚する夢:その人との距離が変わることへの不安。友達の親の離婚なら、その家で過ごした頃の自分の思い出。→ 昔の友達
- 元夫・元旦那の夢:結婚していた頃の自分の姿。読みは 旦那 に
離婚したあとに見る離婚の夢は、終わったことをもう一度たどり直して、心の中の片付けを進めている夢。
日本の言い伝え
- 縁切寺:江戸時代、妻の側から離縁を求めるのは難しかった。鎌倉の東慶寺と上野国(群馬)の満徳寺は、幕府が認めた縁切寺で、駆け込んだ女性は寺で足掛け三年勤めれば、夫との縁を切ることができた。東慶寺への駆け込みは明治3年まで続いた
- 三行半(みくだりはん):江戸時代の離縁状。夫から妻へ渡すもので、前半に離縁の言葉、後半に「この先どこへ嫁いでも構わない」という再婚の許しを書いた。離縁状が無ければ妻は再婚できなかった。縁を切る書き付けは、次の縁へ進むための書き付けでもあった
- 縁切榎(えんきりえのき):東京・板橋の中山道沿いに立つ榎。男女の悪縁を切る木として信じられ、文久元年、皇女和宮が将軍家茂に嫁ぐ行列は、この木の前を避けて回り道をしたと伝わる。今では、悪縁は切り、良縁を結ぶ木として参る人が多い
- 安井金比羅宮:京都・東山の神社。崇徳天皇が讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断って籠もったことから、断ち物の祈願所とされてきた。境内の「縁切り縁結び碑」は、穴を表から裏へくぐって悪縁を切り、裏から表へ戻って良縁を結ぶ。→ 神社
タロットでは
以下はウェイト版の絵柄。
- カップの5:黒い外套の人が、倒れた三つの杯を見下ろしている。背後にはまだ二つの杯が立ち、遠くの小さな館へ橋がかかる。ウェイトは「失ったが、残るものがある」札とした
- ソードの6:渡し守が、人を乗せた小舟を向こう岸へ漕いでいく。ウェイトは、水の上の旅、道筋の札とした。流れは穏やかで、荷は軽い
- カップの8:月の下、積み重ねた八つの杯に背を向けて、杖をついた人が山のほうへ去っていく。ウェイトは、大事だと思っていたことが実は小さなことだった、と分かる札とも読んだ
離婚の夢を見た朝にカップの5が出たなら、倒れた三つの杯から目を上げて、後ろに立っている二つを見る。その向こうには橋があって、渡った先に館がある。三行半の後ろ半分に書かれていたのも、その橋の先のことだった。

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