旦那

旦那の夢は、夫その人より、自分の暮らしの土台と、そこに立つ自分の気持ちを映す夢として読まれる。夢の中の夫は、安心、支え、生活の約束ごとの姿をしている。夫が死ぬ夢や別れる夢は怖いが、夢占いでは多くが、二人の暮らしや自分自身が次の形へ移る知らせ。読み分けの鍵は、夢の中の夫の様子と、目が覚めたときに残っていた気持ち。仲がよくても、うまくいっていなくても、離婚したあとでも、この読みは変わらない。
旦那が夢に出てくる意味
夢占いでは、夫は安定・守り・暮らしの約束を表す。住まい、お金、家族の予定。暮らしの足元で何かが動いているとき、夫は夢に出てきやすい。
読み分けの鍵は二つ。
- 夢の中の夫がどんな様子だったか:優しかったか、冷たかったか、いなくなったか、別人のようだったか
- 目が覚めたとき、自分がどう感じていたか:ほっとしたか、寂しかったか、腹が立っていたか
夫とうまくいっていない時期に見る夢も、関係の答えを出す夢ではない。今の自分が何を求めていて、何に疲れているかを、いちばん身近な顔を借りて見せている。
旦那の夢をよく見る・ばかり見る
毎晩のように夫が出てくるのは、夫に向けた気持ちが、胸の中にたまっているとき。聞いてほしいこと、言えていないこと、一人の時間がほしい気持ちも含まれる。夢の中で二人が何をしていたかを書き留めておくと、たまっているものの形が見えてくる。
状況ごとの読み
旦那が死ぬ夢
泣いて目が覚め、隣の寝顔を確かめた人も多い夢。夢占いでは、身近な人が死ぬ夢は、その人との関係が生まれ変わる夢で、吉夢とされることが多い。夫が死ぬ夢は、二人の暮らしが一つの時期を終えて、次の形に入る知らせ。子どもが手を離れる、住まいが変わる、働き方が変わる。そうした節目の前後に見やすい。夢の中で泣けたなら、溜まっていたものが流れている。見送る場面があったなら → 葬式
旦那が事故にあう・病気になる・刺される夢
事故や病気の夢は、夫の体のことより、暮らしの流れが急に変わることへの心配を映す。仕事の変わり目、家計の見直し、親のこと。刺される夢は、思いがけない出来事で暮らしが揺らぐことへの怖れが、いちばん鋭い形で出てきた夢。目が覚めて気になるなら、疲れていないかと声をかけるきっかけにしていい。→ 事故
旦那と喧嘩する夢
夢占いでは、喧嘩の夢は逆夢として読まれることが多く、言い合いのあとで二人の間がほぐれる知らせとされる。飲み込んでいる言葉が、夢の中で先に外へ出た。言い返せたなら、自分の気持ちを守る力がある。喧嘩の夢ばかり続くなら、言葉にしきれていないことが、まだ一つ残っている。
旦那と別れる・離婚する夢
別れの夢は、今の暮らしの形を見直したい気持ちの表れで、二人の関係を結び直す時期に見やすい。「離婚したい」と言われる夢は、自分が相手にどう見られているかが気になっている夢。別れて悲しかったなら、手放したくないものがはっきりしている。ほっとしたなら、何かから解かれたい気持ちが自分の中にある。→ 離婚
旦那がいなくなる・旦那を追いかける夢
夫がいなくなる夢、去っていく背中を追いかける夢は、心の距離の夢。同じ家にいても、ゆっくり話せていない寂しさが形になる。追いついたなら、距離は縮められる。見失ったなら、夫のほかにも、自分が安心して寄りかかれる場所を持っておきたい時期。
旦那が冷たい・無視される夢
冷たい夫は、自分の中の「わかってもらえていない」気持ちの姿。夫の本心を告げる夢ではなく、冷たくされる夢は逆夢とも受け取られる。夢の中で何を言いたかったかが、今の自分に足りないものを教えている。
旦那が優しい・キスする・話す夢
夫が優しかった夢、キスする夢は、二人の間に温かい流れが来ている吉夢。甘えたい、満たされたい気持ちの表れでもある。話す夢は、何を話したかを思い出す。夢の中の夫の言葉は、自分が自分にかけたい言葉であることが多い。
旦那が泣く夢
泣いている夫は、家の中で誰も口にしていない疲れの姿。張りつめているのが、実は自分のほうであることも多い。
旦那が別人になっている夢
夫のはずなのに顔が違う、知らない人が夫として出てくる夢。夫との関係に新しい面が見えてくる時期、あるいは自分が夫に求めるものが変わってきた知らせ。→ 知らない人
旦那が浮気する夢・旦那以外の人との夢
夫が浮気する夢、夫に女ができる夢、目の前で浮気される夢、夫以外の男性と付き合う・キスする夢は、読みを 浮気 の項目にまとめた。夢の中の浮気は夫の行いを告げるものではなく、自分の安心の揺れを映す。昔の恋人との夢なら 元彼 に。
元旦那・元夫の夢
離婚した夫が夢に出てくると、「なぜ今」と戸惑う。夢の元夫は、その人本人より、結婚していた頃の自分の姿をしている。引っ越し、仕事、新しい出会いと、今の暮らしに節目が来たときに見やすい。
- 仲良くしている夢:あの頃の自分を、責めずに振り返れるようになった知らせ。やり直しを告げる夢ではない
- 喧嘩する・うなされる・怖い・逃げる夢:まだ体に残っている緊張が、夢の中で外へ出ていく途中。逃げ切れたなら、自分の暮らしはもう自分の手にある
- 気持ち悪いと感じた夢:自分の領分を守る感覚が、しっかり働いている
- 事故や病気の夢:あの時期が、自分の中でようやく終わっていく夢
亡くなった夫の夢
亡くなった夫の夢は、話す、無言、笑顔など、状況ごとの読みを 亡くなった人 の項目にまとめている。夫の場合は、暮らしのことを一人で決めなければならないときに出てきやすい。
日本の言い伝え
- 旦那という言葉:もとはサンスクリット語の「ダーナ」を写した仏教の言葉で、与えること、布施を意味した。日本では布施をする人、寺を支える施主を檀那と呼び、そこから家を支える主人、夫を指すようになった
- 夫婦岩(めおといわ):三重・伊勢の二見興玉神社の夫婦岩は、高さ9メートルの男岩と4メートルの女岩を、長さ35メートルの大注連縄で結んでいる。沖に沈む興玉神石を拝む鳥居の役目を持ち、夏至の頃には二つの岩の間から朝日が昇る。注連縄は年に三度張り替えられる
- 夫婦喧嘩は犬も食わぬ:何でも食べる犬でさえ見向きもしない、というところから、夫婦の喧嘩はすぐに仲直りするものだから、他人が口を出すものではない、ということわざ
タロットでは
以下はウェイト版の絵柄。
- ワンドの4:四本の杖に大きな花輪が渡され、二人の女性が花束を高く掲げている。そばには堀にかかる橋と、その先の古い館。ウェイトは、憩いの場、家の収穫祭、調和、繁栄、平和の札とした
- ワンドの5:若者たちが杖を振りかざしている。遊びとも争いともつかない場面で、ウェイトは「見せかけの戦い」と書いた。夫と喧嘩する夢を見た日にこの札が出たなら、その言い合いは、互いの力を確かめる打ち合いのほう
- カップのキング:海の上に据えた玉座で、王が大きな杯と短い笏を持つ。片側には船が浮かび、片側ではイルカが跳ねる。ウェイトは、責任を負い、相談する人に力を貸す人の札とした
旦那の夢を見た朝にワンドの4が出たなら、花輪の下の橋の先にある館を見る。そこは二人の家とは限らない。夢が見せていた暮らしの土台は、自分が帰っていける場所の形をしている。

関連する項目
浮気・離婚・結婚・元彼・亡くなった人・葬式・事故・知らない人・家・指輪・好きな人
今日の一枚
大アルカナから一枚。
